このホールを運営されている西栄寺様は、関西一円でご活躍されているお寺です。
ご住職様が大変に環境問題にご関心があり、自らECO寺院として環境問題に取り組んでおられます。
この度、泰心館コミュニティホール建設にあたり、ECOの取り組みの一つとして地中熱利用冷暖房システムを導入することになりました。
地域再生可能エネルギー熱導入促進事業補助金対象工事です。
堺市で初めてのシステム(西日本でも数少ない)で
たくさんの方が工事現場を見学に来られました。
・堺区役所様
・堺中区役所様
・堺市産業振興センター様
・大阪日日新聞様
・大阪府立大学様
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地中熱利用冷暖房システム設置工事と同時に太陽光発電設備工事も行いました。
■ 4M間隔で3列、計7本の掘削井をほります
■ 機械搬入 この機械で180φ、70Mの掘削井を7本掘っていきます
■ インナーロッド掘削工事
インナーロッドとは、Uチューブを挿入する際の中通し管の事です。
■ Uチューブ挿入・硅砂充填工事
不凍液循環用のUチューブ(一番左写真)
耐久・耐衝撃性に優れた高密度ポリエチレン製。
地中に入れて地中の温度を循環させます。 役割はラジエータとほぼ同じです。
その上、不凍液がつなぎ目から漏れるのを防ぐ為 継目のない長さ105mの1本ものを使用します。
熱効率を上げる為、W配管にします。その為、一つの掘削井に4本のチューブが挿入されます。
その後、硅砂で充填し、Uチューブを埋めていきます。
■ 機械操作室
通常のエアコンは、空気を熱源としたヒートポンプ空調ですが、地中熱ヒートポンプは、地中の熱を熱源としたヒートポンプシステムです。
通常のクーラーの室外機と同じ役割ですが、空気の吹き出し口がないので、熱風が出ません。
つまり、ヒートアイランド対策ができます。
地中の温度は外気に比べて安定しており、これを用いればヒートポンプの効率が高くなるため、 地中熱ヒートポンプシステムを用いることにより、CO2排出量削減による地球環境保全、ランニングコスト低減が可能になります。
■ 地中の熱を利用して空調に利用
■ 地中熱利用冷暖房システムの説明をロビーのモニターで確認出来ます。