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バレエスタジオ新設工事:②床工事
先日から工事が始まっている
バレエスタジオ。
順調に進んでます♫
先日のブログで4点の重要部分を
ご紹介しましたがもう一度おさらいです!
バレエ教室を新設する場合、
・床材 足に負担が少なく、滑りにくくする
・壁材 音の漏れを防ぐ
・天井材 音の漏れを防ぐ
・鏡 壁一面の鏡。歪みが出ないように設計施工
主にこの4点が重要部分になります。
今日は、②床工事編です。
バレエスタジオ①防音工事はこちらから
バレエ教室で使用される床材は、
大きく分けて2種類です。
木材の床
と
リノリウム床
木材の床の場合、桜材が多く使われてます。
桜材は、傷がつきにくくリノリウムに比べて
温かみがあります。
リノリウム床と比べるとかなり滑りますので
松やにを塗って使用しますが
スタジオによって使えない場合は、
塗れ雑巾で対応されるそうです。
塗れ雑巾は、バレエシューズには、使えますが
トゥシューズには、使用できないなどの
制限が出てきます。
リノリウム床の場合、主原料となる亜麻仁油に石灰岩、木粉、
松脂、コルク粉、天然色素などを混ぜた、天然成分の建材です。
リノリウム床材のメリットとデメリットをご紹介します。
メリット① 有害物質が発生しない
天然成分で作られたリノリウムは、有害物質が発生しない素材です。
そのため、シックハウス症候群の対策として用いられることも多くあります。
また、廃棄するときも土にかえすため、環境を汚染することはありませ
メリット② 抗菌作用がある
リノリウムの主原料である亜麻仁油には、抗菌作用があります。
抗菌、抗ウィルスが期待できます。
メリット③ 耐久性が高く燃えにくい
傷や凹みがつきにくい特徴で
発火する温度が非常に高いため、燃えにくい特性です。
デメリット① 価格が高い
外観が似ているビニール製品の建材と比べた場合、
価格が割高になってしまいます。
デメリット② ニオイがきになる
主原料の亜麻仁油が持つ、独特のニオイが気になることもあります。
そのニオイは健康上の問題や影響はなく、時間とともに消えていきます。
デメリット③ アルカリ性や紫外線に弱い
木粉やコルクなどの天然素材で作られているため、アルカリ性に弱いので
アルカリ性の洗剤やワックスなどの使用はおすすめできません。
また、紫外線の影響を受けやすく退色する場合があります。
今回のバレエスクールでは、リノリウムの床材を使用します。
お色は、薄いグレーを選択。
床が仕上がると一気に完成度が上がりますよ(^^♪
次回は、①防音工事-その2で
壁の防音工事の様子をご紹介しますね。
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田中建設たなかでした。